このようなお悩み・症状がある方はご相談ください
- 胸やけや胃もたれが続いている
- のどの違和感がある、飲み込みづらい
- みぞおちに痛みや不快感がある
- 黒い便が出た(出血の可能性)
- 健康診断で「要精密検査」と言われた
- ピロリ菌の感染歴がある、または除菌後の経過観察中
胃カメラについて
口または鼻から細いスコープを挿入し、食道・胃・十二指腸を直接観察して異常を調べる検査です。
お口か鼻、どちらから挿入するかは選択可能です。
検査時間は5分ほどで、当院では鎮静剤を用いた負担の少ない検査も行っています。
当クリニックの胃カメラの特徴
日本内視鏡学会専門医、指導医である院長が内視鏡検査および結果説明を行います。勤務医時代は特に内視鏡を専門とし、検査はもとより治療内視鏡(ポリープ切除、早期胃癌・大腸癌切除、食道静脈瘤硬化療法、胆膵内視鏡(総胆管結石、胆管癌)、異物除去、緩和ステントなど)を20年近く行ってきました。現在も公立大学の関連病院にて後進の指導にあたっております。
当院では日本消化器内視鏡学会のガイドラインに基づいた洗浄・消毒、感染対策を徹底しており、可能な限りディスポーサブル品を使用しております。
胃カメラの流れ
1.消泡剤の内服(胃の中の泡を消す薬)
胃内に泡があると観察しづらくなるため、検査前に消泡剤を飲んでいただきます。
味にクセはなく、量も小さなコップ1杯ほどです。多くの方が問題なく飲めています。
2.鼻腔の麻酔(経鼻の場合)
やわらかいカテーテルとゼリー状の麻酔を使用します。
3.検査開始の準備と内視鏡の挿入
麻酔をしていても「おえっ」となる反射(咽頭反射)が出ることがありますが、多くの方は食道を通過する頃には落ち着いてきます。
できるだけ力を抜き、鼻から吸って口から吐く深い呼吸を意識しましょう。モニターを見ながらご自身の胃の様子を確認することも可能です。
4.観察(食道 → 胃 → 十二指腸)
処置がなければ、観察自体は約5分で終了します。
※必要に応じて生検やピロリ菌の検査を行う場合は、追加で1〜2分かかることがあります。
※検査に不安のある方は、鎮静剤を使用した検査も可能です。どうぞご相談ください。鎮静剤が切れるのに1~2時間ほどかかるため、お時間には余裕を持ってお越しください。また、鎮静剤を使用した方は車・バイクの運転は不可です。
検査前にお読みください
検査前の注意点
【検査前日】
- 午前に検査を受ける方は、夜9時以降は食事を控えてください。
※お水・お茶は飲んでいただいて構いません。 - その他、医師から指示がある場合はそれに従ってください。
【検査当日】
- 午前中に検査を受ける方は、朝食をとらずにお越しください。
午後に検査を受ける方は、当日午前10時までに、消化の良い軽めの朝食(おかゆやトーストなど)をとっても構いません。以降も検査の2時間ほど前まででしたら、お茶、お水、スポーツドリンクはとっていただいても構いません。 - 服用中の薬は糖尿病の薬など中止減量が必要な場合がございますので、事前にご相談ください。
- 検査を受けやすいよう、着替えやすく締め付けの少ない服装でお越しください。
よくあるご質問
胃カメラを受けたほうがよい方
次のような症状やリスクがある方は、一度検査をおすすめします。
- 胸やけ・みぞおちの不快感・喉のつかえ・胃もたれが続いている
- ご家族に食道がんや胃がんの方がいる
- 医療機関で貧血を指摘されたことがある
- お酒を飲むと顔が赤くなりやすい
- 喫煙習慣がある
- 胃潰瘍や十二指腸潰瘍を過去に経験している
- ご両親などがピロリ菌に感染していた
- ピロリ菌に現在または過去に感染している
- 胃がん検診やバリウム検査で精密検査が必要と言われた
胃カメラで発見できる主な病気
以下のような消化器の病気を、内視鏡で直接観察・診断することが可能です。
- 逆流性食道炎
- 食道カンジダ症
- 食道ポリープ
- 食道がん
- バレット食道
- 道静脈瘤
- 胃炎(急性・慢性)
- ピロリ菌感染症
- 胃潰瘍
- 胃ポリープ
- 胃腺腫
- 胃がん
- 胃の悪性リンパ腫
- 胃粘膜下腫瘍
- クローン病
- 十二指腸炎
- 十二指腸潰瘍
- 十二指腸腺腫など
※検査中に腫瘍などが疑われる部位があれば、その場で組織を採取(生検)し、病理医による精密な診断を行います。
